アンチエイジングとは
アンチエイジングというと日本語に訳して「年齢に抗う(あらがう)」と書いて抗年齢と訳されることもあり、ただやみくもに若返りたい、年齢より若く見せたいというネガティブな発想から出てくるようなものと捉えられがちですが、単に若返るという発想だけでなく、その人の年齢なりの美と健康を追求するという、より積極的に加齢を楽しむという意識に最近では変わりつつあります。その背景には最新の肌科学に基づいた肌の衰えのメカニズムの解明やその理論に基づいた健康法や美肌方法、更にはスキンケア商品の充実と同時に、考え方が「若返る」から「美しく老いる、美しいシワへ」と人々の考え方の変化もあると思われます。

サクセスフル・エイジングへ
きたるべき高齢化社会を前にして、アメリカではジェントロジーという学問が誕生したそうです。ジェントロジーは、加齢に関わる諸問題を包括的に字研究する学問で、「加齢を成熟として肯定するスタンス」をとる考えだそうです。このジェントロジーから生まれた概念として、「サクセスフル・エイジング」という言葉があります。サクセスフル・エイジングは3つの条件に基づく新しい老後像です。病気や障がいがなく、高い身体能力や認知能力を維持して社会参加をして生き生きと生活する、というものです。心身ともに美しく年をかさねるということでもあるでしょう。女性にとっては外見の美しさは社会性のあらわれでもあり、健康な加齢を最大限に生かすために、そして生活の質の向上のために加齢を成熟として受け止め、シワやたるみをネガティブな老化のサインと捉えるのではなく、何歳からでもそのときなりの美しさを目指すという意識が大切になるでしょう。例えば、老化の仕組みについて学び、スキンケアや心身の健康に気遣いながらも、目じりのシワは、笑いの多い人生を象徴するものとして、むしろ成熟した美しさの証と捉え、美容整形などにたよることなく丁寧に年齢を重ねていく、といったようにアンチエイジングの意識もこれからは変化していくでしょう。

