糖化と肌老化
甘いものの摂りすぎは、肥満を招いたりニキビの元になったり糖尿病のリスクがあがったりと、美容と健康に悪いということは広く知られているところですが、最先端の医学の世界では、この「過剰な糖」が高血圧、アルツハイマー、骨粗しょう症など、加齢と共にかかるリスクが高まる病気との関連性がつぎつぎと検証されて、明らかになっているそうです、そして、過剰な糖が肌の老化とも大きく関わっているということがだんだんと明らかになってきています。体内でエネルギーとして大切な糖ですが、過剰な糖が様々な要因によって「3DG」という成分に変化してしまい、その「3DG」が肌のたんぱく質(主にコラーゲン)に反応して、たんぱく質を「AGEs」という変質したたんぱく質に変えてしまうのです。この反応を「糖化反応」と呼びます。肌のたんぱく質であるコラーゲンは真皮層にあり、肌のハリや弾力をもたらす成分で、このコラーゲンが糖化して変質することで何が起きるかというと、古くなったベッドのスプリングのように弾力がなくなり乾燥して固くなるだけでなく、色も基盤でくすんでしまうのです。更にこの糖化の影響はコラーゲンだけでなく、代謝に関わる酵素やたんぱく質、神経伝達などの肌の働きにも影響をあたえ、新しく生まれる肌も健やかに育たなくなってしまうのだそうです。コラーゲンの変質という肌糖化がおきると、肌表面に現れてくる変化は、「たるみ・ハリのなさ」と「黄ぐすみ」です。糖化してしまうと肌内部の真皮層に劣化したコラーゲンのかたまりが残ってしまうので懸命に肌の表面をピーリングしたり美肌コスメでケアをしても透明感が戻らなくなってしまう。しかも黄ばんだコラーゲンは光の透過率も悪くなるので、ますますくすんだ印象になってしまいます。大体その変化を感じ始めるのが、20代後半から30代半ばにかけての人が多いそうです。肌の糖化や肌老化に個人差があるのは、食生活やライフスタイル、スキンケア習慣なのどの要因が絡み合ってのことです。少なくとも甘いものの摂りすぎは、全くいいことがないことがわかったので、太っても後でダイエットすればいいや、などと安易に考えずに、ストレスで甘いものを摂りたくなるのであれば、他の事でストレスを解消できるようにするなど、甘いものを摂り過ぎなくてもいいような生活習慣に変えていきましょう。

